難聴と認知症について
1、難聴とは(加齢性難聴を中心に)
音が聞こえにくい、または言葉がはっきり聞き取れない状態をいいます。耳のしくみ(外耳・中耳・内耳)や、音の信号を脳へ送る神経のどこかに障害が起こることで生じます。
◎伝音難聴と感音難聴
難聴は障害部位により、大きく2つに分類される。
・伝音(でんおん)難聴: 外耳や中耳が原因であり、音がうまく伝わらない状態
:原因:中耳炎、鼓膜の損傷、耳あかのつまりなど
:特徴:音を大きくすれば聞こえることが多く、治療で改善する場合がある。
・感音(かんおん)難聴: 内耳や聴神経、脳の神経回路による障害。加齢性難聴がこれに該当する。
:原因:加齢、突発性難聴、長時間の騒音、遺伝など
:特徴:小さな音が聞こえないだけでなく、言葉がはっきり聞き取れない(音が歪む)ことがある。
・混合性難聴:伝音難聴と感音難聴の両方が合わさったもの。
◎代表的な疾患
:加齢性難聴:年齢とともに、音を感じ取る細胞(有毛細胞)が少しずつ減ることで起こります。高い音から聞こえにくくなるのが特徴です。
:突発性難聴:ある日突然、片方の耳が聞こえなくなる病気。ストレスや疲労が引き金になることもあり、早期治療(発症から48時間~1週間以内)が聴力回復の鍵となります。
:騒音性難聴:工場機械などの騒音や大音量の音楽を長時間聴き続けることで内耳がダメージをうけます。その環境が長く続くことで起こる難聴です。
◎年齢とともに進む聞こえの変化と、その対策・・・
:加齢性難聴は、年齢とともに耳の奥にある「有毛細胞」という音を感じ取る細胞が少しずつ傷つき、働きが弱くなることで起こります。この細胞はいったん失われると、現在の医学では手術や薬で再生させることができず、自然に元に戻ることもありません。そのため、加齢性難聴はゆっくり進行し、放っておいても改善しないことが分かっています。
そのため、今残っている聞こえの力をできるだけ活かすことが大切です。必要に応じて補聴器などの機器を利用して音を届ける工夫に加えて、入ってきた音を脳が理解しやすくするための「聞こえのリハビリ」を続けることが、現時点で推奨されている対策です。耳と脳の両方が音に慣れていくことで、日常生活での会話がよりスムーズに感じられる場合があります。
2、セルフチェック
◎加齢性難聴は早期発見、早期対応が大切です。まずは自身の聞こえをチェックしましょう。
出典:一般社団法人日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 聴こえ8030聞こえのセルフチェック
3、難聴の予防と悪化させないために・・・
◎騒音から耳を守る
大きな音がする場所で作業するときは、耳を守るために耳栓を使いましょう。テレビやスマホの音量は「少し小さいかな」と感じる程度に設定すると、耳への負担を減らせます。
また、1日のうち1時間ほどは静かな環境で過ごし、耳を休ませることも大切です。音量を上げすぎる習慣は耳の細胞を傷つけ、聞こえの低下につながるため、まずは音量を一段階下げることを意識してみてください。
◎生活習慣病の予防・管理
高血圧や糖尿病などで血管が傷むと、耳への血流が悪くなり、聞こえにも影響します。年1回の健診を受け、生活習慣病を予防・管理することは「聞こえる力」を守るうえでも重要です。
◎適度な運動
耳の細胞は細かい血管から栄養を受け取っています。1日20分程度の軽い運動でも全身の血流が良くなり、耳の健康を保つ助けになります。
◎自宅でできる“耳トレ”
新聞の音読や、テレビの声に合わせて発声する練習など、自分の声を聞いて脳で処理する習慣は「聞こうとする力」を保つ助けになります。特に騒がしい場所での会話に役立つとされています。
◎社会とのつながりを保つ
聞こえにくさから会話を避けてしまうと、脳の「聞こうとする力」が弱まりやすくなります。家族や友人と対面で話す機会を大切にしましょう。
「正面を向いて話してもらう」「ゆっくり話してもらう」など、周囲の協力を得ながらコミュニケーションを続けることが、脳の働きを保つことにつながります。
4、難聴の方との接し方
◎正面から、顔を見せて話す
難聴の方は耳だけではなく「目」でも情報を補います。口の動きや表情、ジェスチャーが見えるだけで、理解度は格段に上がります。また、飛沫などを気にされる場合は少し距離を置いてマスクをはずなどの配慮が必要です。
◎「ゆっくり、はっきり」と話す(大声は逆効果)
大きな声を出せば良いと思われがちですが、大声だと音が割れて余計聞こえにくくなるため、実は逆効果になることがあります。落ち着いたトーンで、言葉の区切りを明確に話をしましょう。
◎話始める前に合図をする
肩を軽くたたいたり、手を振る、名前を呼ぶなどして「今から話しますよ」と合図を送りましょう。相手の注意をこちらに向けてから話し始めることで聞き漏らしなどを妨げます。
◎言い回しを変えてみる
特定の音「カ行」や「サ行」などの高い音が聞き取りにくい場合があります。そのため、何度か聞き返されたら、同じ言葉ではなく、別の言い方に変えて見ると伝わりやすくなります。
◎筆談など視覚情報をプラス
音声だけで伝わりにくい場合には、文字を書いて視覚情報を使うようにしましょう。
5、補聴器業者一覧
◎ 時計台補聴器センター 釧路店
所在地:北海道釧路市末広町9丁目1-2
電話番号:0154-32-1515
ご自宅・介護施設・入所施設への無料訪問相談(要予約)に対応しています。他店購入品でも相談やクリーニングが可能です(調整は自社取り扱いメーカーのみ)。郵送修理にも対応しており、毎月1回、中標津町経済センターで予約不要の相談会を開催しています。
出張相談:無料で訪問、他店購入品も相談可(調整は自社取り扱いメーカーのみ)
郵送修理:自社取り扱いメーカー中心、他メーカーは事前確認が必要
店舗相談:他店購入品も相談可、調整は自社メーカーのみ
相談会:毎月1回(中標津町経済センター1F 10:00~14:00)、予約不要
(注釈)開催日はホームページまたは電話でご確認ください
◎株式会社ホクレン商事 補聴器センター
所在地:札幌市北区北7条西1丁目2-6 NCO札幌8階
電話番号:0120-066-776
ご自宅への無料訪問相談(要予約)に対応し、聴力検査や補聴器の調整・クリーニングを行っています(調整は自社取り扱いメーカーのみ)。店舗での相談も可能で、川北ふれあいセンターで2ヶ月に1回、予約不要の相談会を開催しています。
出張相談:自社購入者・購入予定者が対象、聴力検査も実施
郵送修理:自社メーカーのみ対応
店舗相談:他店購入品も相談可(調整は自社メーカーのみ)
相談会:2ヶ月に1回(川北ふれあいセンター 13:00~15:00)
(注釈)開催日は折込チラシまたは電話でご確認ください