手足口病及び伝染性紅斑(リンゴ病)の警報発令について

お知らせ

中標津保健所は8月13日、手足口病と伝染性紅斑(リンゴ病)の警報を中標津保健所管内(標津町、中標津町、別海町、羅臼町)に発令しましたのでお知らせいたします。
定点医療機関の患者報告数は、手足口病は1医療機関あたり7.5人(警報基準5人以上)、伝染性紅斑(リンゴ病)は1医療機関あたり3人(警報基準2人以上)となりました。
今後、中標津保健所管内において流行がさらに拡大する可能性がありますので、感染予防に努めるようお願いします。
<手足口病>
<手足口病とは>
手足口病は、口の中や手足などに水疱性の発疹が出るウイルスの感染によって起こる感染症です。
子どもを中心に、主に夏に流行します。
ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気ですが、まれに中枢神経系の合併症が出ることがありますので注意をする必要があります。
感染症発生動向調査によると、例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。

<感染予防について>
手足口病の感染予防には手洗いが有効です。特に保育施設など乳幼児が集団生活を行う場所では、集団感染が起こりやすいため、手洗いのほか、排泄物等を適切に処理するよう努めてください。

伝染性紅斑(リンゴ病)
<伝染性紅斑(リンゴ病)とは>
伝染性紅斑は、紅斑を主症状とする発疹性疾患で、両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることもあります。5歳から9歳までの子どもが多く発症し、まず、発熱などのかぜ症状を呈することが多く、その後、1週間程度してから頬に発疹が現れ、続いて手や足に発疹が見られます。

<感染予防について>
感発疹が出現した時にはほとんど感染力がありませんので、二次感染予防策の必要はありません。
また、ウイルス排泄期には特徴的な症状を示さないので、実際的な二次感染予防策はありませんが、感染症の予防策として、手洗いの徹底を心がける必要があります。
妊婦などは、流行時期にかぜ症状の者に近づくことを避け、熱や倦怠感が出現した後に発疹が出るなど、感染を疑う症状がある場合には、医療機関に相談し、胎児の状態を注意深く観察してください。

このページの情報に関するお問い合わせ先
標津町 保健福祉センターTEL:0153-82-1515