しべつ型地場産業

標津ならではの地場産品づくり

 日本一の漁獲量を誇るサケをはじめ、ホタテやホッキ等の海産物、それらを徹底した衛生管理により加工した高品質のイクラやタラコ等の水産加工品、また海からの恵みだけでなく、資源循環型酪農の確立により、衛生的で安全、高品質の牛乳も生産されています。

標津町ふれあい加工体験センター

 豊富な地場産品を利用して伝統的な加工及び新しい技術による製品の開発をする「加工開発」と、町民・団体等が体験加工や研修をする「ふれあい」を目的に建設(平成元年)されました。また、食品衛生指導や検査・分析を実施すると共に、情報基地として町民・加工場に情報提供しています。

安全で安心できる食料供給基地を目指して

 本町において生産・加工される水産品は水揚げから加工・流通まで優れた鮮度保持管理を徹底しています。「標津町地域HACCP(ハサップ)システム」により、消費者に安全・安心な高品質の水産品をお届けすることができます。標津産の水産物及び加工品の安全を保証できる日本で初めての取り組みです。(平成12年スタート)

標津町地域HACCPシステムのながれ

1.生産者
甲板、船倉内を清潔管理し、清浄な海水氷で船倉内に生きたまま保管する。
  • 漁船清浄管理
  • 船倉内、魚体腹部内等の温度管理、ほか
2.市場
市場床面を殺菌清浄し、市場床面に直接魚介類を置かず、専用タンク・魚函によりセリを行い、タンクごと加工場に運ぶ。
3.加工業者
管理表に基づいた検査の後受け入れ、マニュアルに基づいて加工する。
  • 従事者の健康管理、使用水の管理等を記録して保管
4.輸送業者
輸送温度条件をマニュアルに従い、経時的に確認、記録、保管する。
5.消費者
食卓で安全でおいしい製品を食べられる。

地場産品を活かした祭り

あきあじまつり

 毎年9月下旬にサケをメインとした「あきあじまつり」が開催されています。恒例のイクラ丼無料提供やサケのつかみどり等、大変盛り上がっています。

活き活きホタテまつり

 毎年5月下旬に標津前浜で水揚げされた新鮮なホタテやホッキ貝を格安で購入できます。その場で炭火で焼いて食べるもよし、特設の臨時郵便局から遠方の親類縁者へ発送するもよし、たくさんの人で賑わう美味満載のまつりです。

水産加工品まつり

 毎年12月標津前浜で獲れた新鮮な海の幸や水産加工品を特価販売しています。

デイリーフェスティバル

 標津町民まつり「水・キラリ」のプログラムに組み込まれています。ステーキの安値販売や牛乳の無料サービスをおこなっています。

町民にも特産品を

「標津・魚の日」
 「標津・魚の日」はサケ・ホタテが旬の月の土曜日に開催しています。標津前浜で獲れた海産物などを安価で提供しており、町民から「新鮮な地元の海産物が買い求められる」と好評です。
町民還元「特産品無料配布」
 標津漁協とサケ定置部会は、サケの恵みを町民に還元するとともに、より多くの人においしいサケを味わってもらうことを目的に、町内全戸に秋サケを無料で配布しています。また、ホタテ漁業者で組織している標津漁協漁船漁業者部会と同漁協は、新鮮でおいしい地元のホタテを町民に味わってもらおうとホタテを無料で配布しています。さらに、標津町農協では乳製品のPRと消費拡大の一環としてバターの無料配布を行っています。

標津の自然や産業を生かした体験型観光の取組み

 標津町は豊かな自然環境や動 [体験型観光] 植物、それらを活かし、育んできた産業とが共存する型で発展してきました。今、標津の魅力を再発見し、それを活かした体験型・滞在型観光を推進しています。
 また、観光客に豊かな自然など町の魅力を余すことなく味わってもらうため、さまざまなプログラムに対応した町公認のボランティアガイドを養成し、平成13年2月に「観光体験ガイド協議会」が設立され、28名のガイドが活躍しています。
 さらに、「標津町エコ・ツーリズム交流推進協議会」を関係18団体で設立(平成13年5月)し、修学旅行生の受入、HACCP(ハサップ)体験ツアー、秋鮭網おこし見学ツアー、パークゴルフツアーなどを行なっています。
 今後、酪農体験などグリーン・ツーリズムにも取組みます。
このページの情報に関するお問い合わせ先
標津町TEL:0153-82-2131